産業廃棄物の中間処理とは?1回の作業で処理が完結しない理由を中間処理場を営む弊社が解説いたします

[2021年06月30日]

毎日で続けるゴミ。絶対にゼロにはならないゴミ。
これらの償却できないゴミは埋め立てられるのにどうして場所がなくならないのでしょうか。
そんな問題を私たち中間処理業者が解決しています。
今回は私たちの仕事である中間処理について解説をいたします。

産業廃棄物処理の一連の流れについてはこちら

 

 

 

中間処理とは

産業廃棄物を最終処分する前に再利用可能な資源とそうでないものを「分別」し、破砕・溶融・焼却・選別などを行い、最終処分に適した状態に整える処理を行うことです。
ゴミのリサイクル兼処理業のようなイメージをもっていただければ大丈夫です。

 

弊社処理施設

南丹リサイクルセンター

 

中間処理の目的

中間処理を行う大きな目的は、最終処分される産業廃棄物の量を減らすことです。
この中間処理を行わずにそのまま埋め立てをすれば、最終処分場がすぐに一杯になってしまいます。

この中間処理を行うことで、最終処分場で埋め立てる量を極力抑えることができます。

 

 

中間処理の工程

中間処理の方法は、大きく分けて4つあります。ここでは、それぞれの処理方法についてみていきましょう。

 

①分別(再資源化)

産業廃棄物の中には再生品としてリサイクルできるものがたくさん含まれています。これら有用な要素を分別し、再資源化していきます。中間処理施設はこの「分別」の最前線になります。

 

②減容化

減容化とは産業廃棄物を小さくすること。この処理により焼却施設での燃焼効率を高めたり、可燃性のものを焼却して廃棄物の量を減らします。
限りある最終処分場の処分能最大化を目指します。

 

③安定化(性状安定化)

最終処分(埋め立て)を行った後も、将来にわたって性状が変化することなく、有害物質が溶け出さない状態にする処理のこと。自然界や周辺地域住民の皆様の生活環境への影響が起こらないよう徹底した安定化が求められます。

 

④安全化(無害化)

廃酸・廃アルカリ、有害汚泥といった産業廃棄物に化学的処理を行い中和。最終処分に適した安全な性質になるよう処理します。

 

 

まとめ

産業廃棄物の処理は、「収集運搬」「中間処理」「最終処分」の3つの工程に分けられます。中間処理では、産業廃棄物の選別・リサイクル、焼却・破砕・溶融したりして廃棄物の重量や容量を少なくすることが目的です。廃棄物を減量・減容化することで、最終処分場がすぐにいっぱいになってしまうことが防げます。
中間処理の工程は、「検査・計量」「選別」「焼却・圧縮」といった流れで行われ、中間処理が終わったら埋め立てやリサイクルといった最終処分が行われます。このように、産業廃棄物の処理は通常のゴミとは異なり、さまざまな工程が必要になるため、しっかりと把握しておくとよいでしょう。